導入効果	資料の差し替えなどが容易になり、事務局の作業負担が軽減した。 コストを気にせずカラー資料が使えるようになり、資料の見やすさが向上した 過去の会議資料をすぐに見返すことができ、無駄な保管が不要になった。

職員向け説明会の開催を弾みに利用が進む

moreNOTEを導入したきっかけを教えてください

院内の委員会や会議におけるペーパーレス化の推進を目的に検討を開始し、2022年2月にmoreNOTEを導入しました。病院には、医療法や施設基準により設置・開催が必要な委員会が多くあり、委員会では紙の資料を多く使うので、コストや準備の手間を削減するためにもペーパーレス化が求められていました。

導入の流れを教えてください

導入後、まずは計画課計画グループが職員向けの説明会を実施しましたが、十分な説明ができず、アンケート結果からも理解が得られていないことが判明しました。アンケート結果と合わせて富士ソフトに相談をしたところ、システムの理解度の違いに合わせて再度実施しましょうと提案いただき、説明会を3回追加で開催しました。前もって内容を細かく打ち合わせしたこともあり、この説明会をきっかけに、利用が進みました。
また、ハード面では、タブレット端末とそれを収納するキャビネットを用意しました。

moreNOTEなら会議直前の資料差し替えにも即座に対応できる

導入する上で工夫した点をお聞かせください

最初は、会議資料は紙とタブレット端末の両方を用意しましたが、4～5回目には全参加者がタブレット端末を見るようになりました。見づらさを心配していた職員も、タブレット端末の方が文字を拡大できる分、見やすいね、という声もありました。
また、導入当初は事務局に質問が寄せられましたが、ログイン方法等をまとめたマニュアルを作成し、すぐにフォローできる体制を整備しました。

導入の効果はいかがですか？

資料の見やすさが変わりました。今まではコスト削減のため白黒印刷を使用していましたが、カラーで見ることができるので、とても便利です。
また、急な差し替えにも即座に対応ができ、急遽欠席となった職員の紙資料も印刷する必要がないので、moreNOTEを導入してから資源の無駄も減らせています。
導入前は会議準備の際に、他の職員に印刷を待ってもらうこともありましたが、それもなくなりました。印刷機のメンテナンスの回数も減っているような気がします。
また、過去の会議資料をすぐに見返すことができる点もとても便利です。導入前は大量の紙資料から探していましたが、その手間もなくなり、ファイリングすることも不要になりました。
moreNOTEはタブレット端末だけでなく職員のPCでも利用できるようにしているのですが、使い慣れている人はmoreNOTEの機能を利用して、会議中に書いたメモを取り出して部署内に共有しています。

さらなる操作性向上に向け改良を重ねてくれる点も魅力

moreNOTEへの期待や、今後の展望を教えてください。

moreNOTEは、利用者の意見を反映してバージョンアップしてくれる点もありがたいです。2画面表示に関する要望を伝えたところ、他のお客様からも同様の要望があったようで、すぐに実装されました。さらに使いやすさが向上することを期待しています。
当院では各会議で2023年度中に必ず1回はmoreNOTEを使うように依頼し、多くの会議体で紙資料からmoreNOTEに切り替えてもらいました。とはいえ、まだ機能を使いこなせていない人もいるので、今後は便利機能も使いこなせるようになってほしいと思っています。

【豊島病院ってどんなとこ？】

地方独立行政法人 東京都立病院機構の一病院として、豊島病院は「まごころを込めて最善の医療を提供し、地域社会に貢献します」という運営理念のもと、地域に密着した病院運営を使命としています。
重点医療である「救急医療」「脳・心血管疾患医療」「がん医療」に加え、「小児医療」「周産期医療」「精神医療」「感染症医療」などの行政的医療にも積極的に取り組んでいます。
救急受入体制の強化・24時間体制の「和痛（無痛）分娩」・土日リハビリテーションの充実・土曜検査体制などを特色として、幅広い医療を提供できる体制を整えています。
患者さんやそのご家族、そして職員からも「豊島病院でよかった」と思っていただけるような病院を目指しています。

計画課計画グループ
計画担当リーダー
　 二渡 　篤 氏（右）
　 橋本 雄太 氏（左）

自治体名：	地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立豊島病院
所在地：	〒173-0015　東京都板橋区栄町33-1
導入時期：	2022年2月
URL：	https://www.tmhp.jp/toshima/
※当事例は2024年4月時点の情報です。